「どんな仕事をすれば稼げますか?」
「起業するとどのくらい稼げますか?」
「起業したいから損しない仕事教えて?」
…どれもおかしな質問だと思いますか?
でもね、これらは皆
某起業セミナーでの個別相談で
実際に相談された件なんです…。
儲かる保証のある仕事は無い!
それでも起業する!という心づもりも無く
「起業したらどうなのかな~」的な
相談までいかない“質問”ですね。
起業を目指すことは、個人の自由ですし、
新しい仕事を立ち上げて、
意気揚々と目標に向かえるなんて
素敵なことだと、心から思います。
新しいことを始めるのは
不安もあるけど、ワクワクするもの…。
儲かる保証のある仕事は無いけど
自分がやりたいから始められるのが
“起業”です。
「起業したら稼げるの?」
…それは、イエスもノーもあります。
巷でよく言われるのが、
「リサーチしてから決めなさい」です。
…広告業界にいたから言っちゃいますけど
リサーチなんて、イイカゲンですよ?
例えば企業やメーカーのリサーチは、
導きたい方向へ向かうために
調査・データ収集を行うものでした…。
個人でリサーチしても
自分が知りたいことに意識が向かうので
調査もデータ収集も偏るものです。
不安があれば、マイナス要素に目が行き、
起業をやめるための理由を探す…
…公平なリサーチなんて、かなり難しい。
例えば、カフェを開業しようとして
リサーチしたら…
集客にいい場所に店が出せない とか
毎日客が来るわけじゃない とか
開店2年くらいで辞める店が多い とか
食品廃棄ロスが経営圧迫する とか
一年中休みなく働くことになる とか
不安な気持ちが勝れば、
マイナスばかりを聞かされた気分になり…
カフェ開業の夢は消え失せてしまい
「カフェはやれない」となる。
やめるためにリサーチしてもムダです!
ムダなことはしないのがフツーですよね?
大概の商売は、リサーチしたら
「商売にならない」と
やめることになるもの…。
リサーチできる商売は既存のものですから
必ず“後発”になるから、です。
商売は既得権益の部分が大きいので
後発は儲けが少ない…と言われ、
この「既得権益が大事」なのも
リサーチとやらの常識です。
起業をあきらめるために
リサーチしても、ムダなことです。
リサーチすれば「やっぱりやめよう」と
心が折れるだけ。
どんなに今、稼げている仕事でも、
儲かっている業種でも、
この先も永遠に
儲かる保証のある仕事は無い!
儲かる保証のある仕事は無いけれど、
自分がやりたいから始めるのが“起業”。
自分が生きている間、仕事になれば、
起業としては大成功!
儲かる仕事は自分でつくる。
リサーチしないで始めて、
新しい市場(しじょう)を自分がつくる。
これこそが、起業のカタチだと、
意気揚々と進んでいきましょう!
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稲森 シン
マーケティングを身近に感じてもらえるように話したい、元広告業界人・現プロデューサー。「むずかしいことをやさしく」を心にマーケティングについて発信していきます。