今日、久々に出会いましたよ…
謙遜と謙虚をカン違いしてる人に。
…ある仕事の担当者7人が集まっての
打ち合わせに参加したときのこと…
「いやー、存じなくて…」
「勉強不足でして…」
「私なんかは素人ですから…」
と、打ち合わせの内容そっちのけで
自分の知識や能力が
周囲にどう見られているかばかり
気にしているような、
謙遜と謙虚をカン違いしてる人でした。
「勉強不足でして…」
「私なんかは素人ですから…」と
あなたより私の能力は下ですので、と
自分が一段下がることで
人を持ち上げたつもりかもしれません。
一見すると、この人は
知らないことを恥じている人、
勉強不足を反省できる人 なのですが…
でもね、少し違うんです。
この人は、
知らないことを 人前で 恥じる人、で
勉強不足を 言い訳ありで 反省する人。
仕事をしていく上では
知りませんでした…じゃ
済まされないこともあるけど、
まだ打ち合わせの段階ですから
知らないことは問題じゃない。
すでに今、知ることができたし、
もっと知りたければ、
勉強だってできます。
知らなかった自分の勉強不足を
素直に受け入れてこそ「謙虚」。
勉強不足でして素人でして…と
「謙遜」して自分を下げても
それは、その場しのぎです。
知らなかったことを恥じたり、
勉強をサボっていたことを恥じるのは
内心ひっそりやることですから!
人前で恥じたり、
言い訳したりしないほうがいい。
「そうでしたか、わかりました」
…という言葉だけでOKです。
自分を下げることなく
相手の話を受け入れたことを伝えるなら
こんなカタチが好ましい。
他人は、
相手が知ってるか知らないかなんて
意識もしないものですし、
意識してもすぐに忘れます。
「勉強させていただきました」と、
心の中で相手に感謝する。
そして、知りたいなら、勉強する。
誰のためでもなく、勉強しておく。
…「謙虚」とは、こういうこと。
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稲森 シン
マーケティングを身近に感じてもらえるように話したい、元広告業界人・現プロデューサー。「むずかしいことをやさしく」を心にマーケティングについて発信していきます。